2015年9月17日木曜日

まつしげ人形劇フェスティバル・3日目

 まつしげ人形劇フェスティバル・3日目は、普段とは少し違う雰囲気の中で人形浄瑠璃を楽しんでいただく『ふれあい座 お月見公演』を開催しました。

 日中はまだまだ暑い9月ですが、夕暮れからは少し涼しくなってきました。当館にある屋外舞台で観劇するにはぴったりの時期なのですが、当日は夕方まで雨が降りそうな不安定な空模様…

 もしも雨が降った場合に備えて、館内にも雨天に備えて舞台を組んで、雲を見つめること数時間…

舞台の上に、うっすらお月様が…!


 夕暮れの雲の合間に、うっすらとお月様が!
 というわけで、無事に、屋外舞台での上演となりました!

 普段は館内に組んだ舞台で浄瑠璃芝居を上演しておりますが、雰囲気のある夜の外舞台はまたひと味違います。


人形を操るのは、松茂町内の人形浄瑠璃一座「ふれあい座」の皆さん

 演目は、当館の定期公演でもお馴染み、「傾城阿波の鳴門~順礼歌の段~」と、その続き「傾城阿波の鳴門~十郎兵衛住家の段~」の二本立てです。


十郎兵衛、捕り手相手に大立ち回り!


 「傾城阿波の鳴門~十郎兵衛住家の段~」は、県内でも上演機会が少なく、なかなか見る機会の無い演目ということもあって、ご来場のお客様にも『名前は知ってた十郎兵衛を、はじめて見ました!』『順礼歌は何度も見たけど、続きはこんな話だったのか』と、お楽しみいただけたようで何よりでした。