2010年12月29日水曜日

【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2010★(1)

 
 12月18日(土)・19日(日)の両日、「まつしげ人形劇フェスティバル2010」を開催しました。年末年始の休館中に、その記録を10回にわたって連載します。

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 18日(土)の朝、10時から資料館文化財展示室(特設会場)で開会セレモニーです。お客様と劇団関係者が集う中、主催者を代表して庄野宏文・松茂町教育長が開会の挨拶をしました。



 続いて、人形浄瑠璃ふれあい座(松茂町)による「寿式三番叟」の上演です。「三番叟」は農業の神で、大地を足踏みすると、そこから新芽が次々と芽吹きます。開会セレモニーにふさわしい、三人遣い人形芝居による祝儀の舞いです。



 2体は神様なんだけど、舞い(足踏み)の途中で疲れてサボったりします。すぐさま相方が、「サボるな! 足踏みしろ!」と舞いで表現します。そのユーモラスな仕草が場内の笑いを誘います。



 「寿式三番叟」に続いては、同じくふれあい座による「傾城阿波の鳴門」です。お弓とおつるによる「順礼歌の段」をご覧いただきました。



 藩主の密命を果たすため、夫・十郎兵衛とともに大阪の長屋に隠れ住む「お弓」は、苦しい日々に堪え忍んでいました。

 そんなある日、ふと弱気になったお弓は、針仕事などしながら心の内で、そんな日々からの脱却を観世音菩薩様に願います。すると、どこからか「西国三十三カ所観音めぐり」の順礼歌が聞こえてきました。しかも、とてもかわいらしい女の子の歌声です。



 不思議に思ったお弓が玄関先へ出ると、まだあどけない女の子がおりました。・・・。



 午前中の人形浄瑠璃芝居は、これでおしまいです。11時からは図書館研修室で「人形劇団ごんべ」、12時からは資料館常設展示室前特設会場で「人形劇団べんべろべえ」の公演がありました。

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 午後の人形浄瑠璃芝居は、13時から資料館文化財展示室特設会場で、ふれあい座による「壷坂観音霊験記 内の段/山の段」が上演されました。

「壷坂観音霊験記 内の段」

 「壷坂観音霊験記」は、明治時代の人形浄瑠璃の名作で、「夫婦愛」が主たるテーマです。

 大和国(奈良県)のとある村に住む盲目の沢市と、貞淑な妻・お里が主人公です。二人の夫婦愛が、壺阪寺の観世音菩薩の奇蹟を呼びます。

「壷坂観音霊験記 山の段」

 ふだん屋外舞台で上演している「壷坂観音霊験記」を、初めて文化財展示室の特設舞台で上演しました。背景幕・大道具も幕間で転換して(緞帳がないので、お客様に丸見えで転換したのは、ご愛敬!)、舞台はなかなか美しい出来映えです。
(つづく)

2010年12月26日日曜日

年末年始は休館、新年は1月5日から開館

 
 年内は12月26日(日)をもって展示公開を終了しました。1年間のご観覧・ご利用、まことにありがとうございました。

 年末年始は、12月27日(月)から1月4日(火)まで休館します(なお、休館中も当ホームページの記事は随時更新します。お楽しみに)。

 新年は、1月5日(水)から通常どおり開館します。新年も旧年と変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

※ 新年5日(水)から、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」(原作・司馬遼太郎)に登場した「広瀬武夫(広瀬中佐)」の木偶人形を、当館文化財展示室に展示します。戦前、日露戦争の英雄として神格化され(「軍神」と呼ばれた)、文部省唱歌にも歌われた人物です。明治時代の著名人をモデルにした木偶人形は珍しく、日露戦争をテーマにした人形浄瑠璃芝居に登場したと思われます。観覧無料です。この機会にぜひご覧ください。

松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館

 

2010年12月4日土曜日

人形劇フェス2010 協賛企画 藍染めワークショップ

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」では、12月19日(日)に協賛企画として、「藍染めワークショップ」を開催します。

  ◆日 時 12月19日(日) 〔1回目〕10時00分~ / 〔2回目〕14時00分~

  ◆場 所 松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館 体験学習室

  ◆料 金 高校生以上一般 1人200円/小・中学生 1人100円

  ◆定 員 各回20名(先着順)

※ かわいい人形や動物・クリスマスの模様を、「型染め」という技法(下記参照)で《藍染め》してみましょう。



★ 型染め ★

(1)型紙を選ぶ


(2)ハンカチに糊置きする


(3)糊置きしたもの


(4)染色前


(5)染色中


(6)空気酸化中


※(4)~(6)を数回繰り返す。

(7)できあがり!!


 かわいらしい藍染めに、ぜひ挑戦してくださいね。

2010年11月17日水曜日

人形劇フェス2010 劇団紹介(7) 人形劇団ごんべ

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。観覧無料です。ぜひご観劇ください。

 劇団紹介の第7回は、藍住町から出演の「人形劇団ごんべ」の紹介です。



◆劇団名 人形劇団ごんべ(藍住町)

☆作品名 「ちいさな ちいさな 大きな だいこん」「なかよし」

 〔日 時〕 12月18日(土) 11時00分~

 〔会 場〕 松茂町立図書館 研修室



 畑にできた大きなだいこん。おじいさんが引っ張るぞ、おばあさんも引っ張るぞ、子どもも、犬も、猫も、引っ張るぞ!

 昨年の冬大会も出演した「人形劇団ごんべ」。今年の演目は、「ちいさな ちいさな 大きな だいこん」と、「なかよし」(写真)の2本立て。お楽しみに!

2010年11月3日水曜日

人形劇フェス2010 劇団紹介(6) 影絵劇団はなほな

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。観覧無料です。ぜひご観劇ください。

 劇団紹介の第6回は、地元・松茂町の「影絵劇団はなほな」の紹介です。3年前の第22回国民文化祭・とくしま2007「まつしげ人形劇フェスティバル」への出演をめざし、町民公募劇団として誕生した「はなほな」は、その後も活動を継続して、町内はもとより県内外で大活躍です。

 待望の新作公演です。楽しみですね!




◆劇団名 影絵劇団はなほな(松茂町)

☆作品名 「おはなしの花、ほなさかそか!」(新作4本立て)

  • 第1話 「まんまるとまんまる」
  • 第2話 「りんごがひとつ」
  • 第3話 「さんかくとしかく」
  • 第4話 「阿波の昔話:かさやのだいやん」


 〔日 時〕 12月19日(日) 11時00分~/15時00分~ (2回公演)
                     ※2回の公演内容は同一です。

 〔会 場〕 松茂町立図書館 研修室

新作、練習中です!

 お待たせしました! はなほな、久々の新作です!

 新作のタイトルは『おはなしの花、ほなさかそか!』。あちこちから見つけてきたおはなしのタネを影絵劇にして、スクリーンの中で次々に咲かせちゃいます。

 まず第1弾は、美馬の昔話「かさやのだいやん」と、絵本のお話し「りんごがひとつ」「まんまるとまんまる」「さんかくとしかく」の4本です。

 子どもから大人まで楽しめるはなほなの影絵劇、ぜひ見に来てくださいね!

 

人形劇フェス2010 劇団紹介(5) 人形劇団ころりん

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。観覧無料です。ぜひご観劇ください。

 劇団紹介の第5回は、県外(大阪府)からのゲスト出演「人形劇団ころりん」の紹介です。



◆劇団名 人形劇団ころりん(大阪府枚方市)

☆作品名 「だんだらぼっち」



 〔日 時〕 12月18日(土) 14時00分~

 〔会 場〕 松茂町立図書館 研修室

◇          ◇          ◇          ◇

 ♪うちら よーきななにわの劇団♪
 “ころりん”とこけても起き上がり
 元気に人形劇続けてる♪
 いついつまでもガンバルゾー♪

 結成から30年、子ども達から元気をもらってまーす。

◇          ◇          ◇          ◇

 3年前、松茂町で開催された第22回国民文化祭「まつしげ人形劇フェスティバル」にも出演。今秋開催の第25回国民文化祭・おかやま2010にも出演しました。思い出深い松茂町で、また人形劇ができてうれしいです。

 今回、上演する「だんだらぼっち」は、一つ目の大男と村人たちの知恵くらべの昔話です。第3回吹田アマチュア人形劇フェスティバルで、「金賞」を受賞しました。ぜひ見に来てくださいね。

 

2010年10月30日土曜日

人形劇フェス2010 劇団紹介(4) とくしま中央一座

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。観覧無料です。ぜひご観劇ください。

 劇団紹介の第4回は、徳島市の県立徳島中央高校の人形劇部「とくしま中央一座 ~ 人形劇楽しみ隊 ~」の紹介です。



◆劇団名 とくしま中央一座 ~ 人形劇楽しみ隊 ~(徳島市)

☆作品名 まんまるパン

 〔日 時〕 12月18日(土) 15時00分~

 〔会 場〕 松茂町歴史民俗資料館 常設展示室前特設会場



 皆さん こんにちは。徳島県立徳島中央高等学校「とくしま中央一座」です。今年初めて人形劇に挑戦しました。



 夏休みを返上して、人形や背景を手づくりで完成させました。部員は14名。全員が揃っての練習時間がなかなかとれず、まだまだ未熟ではありますが、協力して上演しますので、ぜひご覧下さい。


 

2010年10月29日金曜日

人形劇フェス2010 劇団紹介(3) べんべろべえ

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。観覧無料です。ぜひご観劇ください。

 劇団紹介の第3回は、北島町の人形劇グループ「人形劇団べんべろべえ」の紹介です。



◆劇団名 人形劇団べんべろべえ(北島町)
人形劇団べんべろべえロゴ
☆作品名 “おもちゃの国からS・O・S”

 〔日 時〕 12月18日(土) 12時00分~

 〔会 場〕 松茂町歴史民俗資料館 常設展示室前特設会場

◇          ◇          ◇          ◇

 私達は、北島町のアマチュア人形劇団べんべろべえです!

 松茂町で2006年に開催された国文祭プレイベントの時に結成し、今年で早や5年めとなります。団員は団長以下4名と少人数ですが、それぞれの個性や得意なジャンルを生かし、オール手作り(舞台、人形、お話、テーマ曲など)でがんばっています。劇の方はまだまだ未熟ですが、あったか~い感じをお伝えできればと練習に励んでいます。

 今回は、おもちゃの国から助けを求めてやってきたロボットにつれられ、ちょっぴり気の弱い長ぐつをはいた旅ネコが、皆んなと共にたたかう、笑いあり、ハラハラあり、そして、ちょぴり涙ありのお話です。

 どうぞ、皆さん、平均年齢47.5才のべんべろべえと、人形劇“おもちゃの国からS・O・S”をよろしくお願い致します!!




2010年10月27日水曜日

人形劇フェス2010 劇団紹介(2) ふれあい座

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。観覧無料です。ぜひご観劇ください。

 劇団紹介の第2回は、地元・松茂町の伝統人形劇一座、「阿波人形浄瑠璃芝居ふれあい座」の紹介です。



◆劇 団 名  阿波人形浄瑠璃芝居ふれあい座 (松茂町)

☆第1回公演 「三番叟」「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」

 〔日 時〕 12月18日(土) 10時00分~

 〔会 場〕 松茂町歴史民俗資料館 文化財展示室特設会場



☆第2回公演 「壷坂観音霊験記 内の段/山の段」

 〔日 時〕 12月18日(土) 13時00分~

 〔会 場〕 松茂町歴史民俗資料館 文化財展示室特設会場
       (※ 山の段は屋外舞台へ移動して上演します。)



☆第3回公演 「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段/十郎兵衛内の段」

 〔日 時〕 12月19日(日) 13時00分~

 〔会 場〕 松茂町歴史民俗資料館 文化財展示室特設会場
       (※ 十郎兵衛内の段は屋外舞台へ移動して上演します。)



 阿波人形浄瑠璃芝居ふれあい座は、一昨年の中国四国民俗芸能大会(倉敷市)と、昨年の第24回国民文化祭・しずおか2009(磐田市)に、徳島県代表として出演しました。
 今回の「まつしげ人形劇フェスティバル2010」でも、地元・松茂町の舞台で最高の「技」を披露しようと、日々練習を重ねています。

 ぜひ観に来てくださいね。



2010年10月26日火曜日

人形劇フェス2010 劇団紹介(1) 絵本の料理人さなえちゃん

 
 今年の「まつしげ人形劇フェスティバル」は、12月18日(土)・19日(日)の両日、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館と松茂町立図書館で開催します。

 これから随時、フェスティバルの情報をお知らせしたいと思います。まずは劇団紹介の第1回です。



◆劇団名 絵本の料理人さなえちゃん (プロ/東京)

☆作品名 「ドラゴンまるのぼうけん」 ほか

 〔日 時〕 12月19日(日) 10時00分~/14時00分~(2回公演)

 〔会 場〕 松茂町歴史民俗資料館 常設展示室前特設会場

絵本の料理人さなえちゃん

 第22回国民文化祭・まつしげ人形劇フェスティバルの時は、「シャボン玉シアター」の劇団名で出演。今春、劇団名を「絵本の料理人さなえちゃん」と改め、プロ宣言して再出発です。東京で活躍中ですが、故郷は徳島市。「まつしげ人形劇フェスティバル」への出演を心待ちにしています。

 ぜひ観に来てくださいね。

2010年10月18日月曜日

「陶芸作品展・2010秋」を開催します!

 
 当館で陶芸を学ぶ受講生・サークル(陶芸サークル「松ぼっくり」ほか)合同で、「陶芸作品展・2010秋」を開催します。ぜひご観覧ください。

  • 日 時  11月6日(土)~ 25日(木)
    (※ 会期中、8日・15日・16日・22日は休館です)

  • 時 間  午前9時~午後5時(毎週木曜日は午後9時まで)

  • 会 場  資料館玄関ロビー

  • 観覧無料

 参考までに、昨年(2009年)の「秋の資料館陶芸展」の様子を、下記のリンクで紹介します。

ここをクリック → ◇【リポート】「秋の資料館陶芸展」の記録(2009年秋)◇

   

2010年9月20日月曜日

巡回展「海を渡った人形と平和への願い」

  • 会 期  10月9日(土)~17日(日) (※ 10月12日〔火〕は休館日)
  • 時 間  午前9時~午後5時 (※ 14日〔木〕は、夜9時まで延長)
  • 場 所  松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館 文化財展示室
  • 観覧無料

「青い目の人形」アリス・ジョンストンちゃん
 今から80年以上前、日本とアメリカの相互理解を目的に、アメリカ人宣教師シドニー・ルイス・ギューリックが、日本の子どもたちにアメリカ人形をプレゼントする計画を立てました。ギューリックの呼びかけに、全米から約1万2000体の「青い目の人形」が集まり、友情と平和の使者として太平洋を渡り、日本へ送り出されました。

 昭和2年(1927年)、日本に着いた「青い目の人形」は、横浜・東京で盛大に歓迎された後、日本全国の幼稚園や小学校に届けられました。徳島県には約150体が届けられたそうですが、現在は神山町に1体が残るだけです(右の写真)

 このお礼として、今度は日本の子どもたちが募金をして、アメリカに日本人形を贈りました。計58体の日本人形が、各道府県や大都市(当時あった海外領を含む)の代表として、全米各州に届けられました(これらの人形は、「答礼(とうれい)人形」と呼ばれています)。私たちの徳島県の名を冠した答礼人形「ミス徳島は、アメリカ西海岸のワシントン州(首都ワシントンではなく、シアトル市などがある州です。野球のイチローが住んでいますね。)へ贈呈され、80年以上たった現在も、現地の博物館で大切に保管されています(下の写真)

答礼人形「ミス徳島」

*      *      *

 今回、県内の博物館や歴史研究・国際交流の関係者で「徳島平和ミュージアムプロジェクト実行委員会」(会長・徳島県立博物館長)を立ち上げ、文化庁の支援を得て(平成22年度文化庁美術館・博物館活動基盤整備支援事業)、答礼人形「ミス徳島」の徳島県への里帰りを実現しました。

 当館では、10月9日(土)から17日(日)まで、答礼人形「ミス徳島」と、県内で唯一残る「青い目の人形」(ペンシルベニア州から贈られたアリス・ジョンストンちゃん)をいっしょに展示します。当時の日本とアメリカの子どもたちの願いがこもった人形を、ぜひご鑑賞ください。

(写真提供 徳島平和ミュージアムプロジェクト実行委員会)

<問い合わせ先>088-699-5995

10月の阿波人形浄瑠璃芝居の定期公演

 
 巡回展「海を渡った人形と平和への願い」の開催にともない、10月の「阿波人形浄瑠璃芝居」定期公演は、資料館屋外舞台で上演します。秋空の下、ふるさと伝統の人形芝居を、ぜひご観劇ください。
  • 日 時  10月16日(土) 午後2時~
  • 場 所  資料館 屋外舞台
  • 演 目  「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」
  • 出 演  ふれあい座(阿波人形浄瑠璃振興会加盟)
  • 観覧無料
※ 雨天の場合、中止することがあります。

<問い合せ電話番号> 088-699-5995

2010年7月27日火曜日

今年も「わくわく藍染め体験」を開催します!

 
 “阿波・徳島”伝統の藍染めをやってみませんか。予約無しで“ハンカチ染め”ができる特別なチャンスです。

   日 時  8月14日(土) 午前9時~午後3時

   場 所  資料館 体験学習室

   費 用  大 人 430円 / こども 330円

(注)
 ① 松茂町内在住・在勤の方で、ハンカチ1枚の料金です。
   町外の方や、ハンカチ追加の場合は、別料金になります。
 ② この行事は、個人や家族・小グループ(4、5名ほど)を対象にしたものです。
   多人数の団体による藍染め体験は、別途、資料館担当者までご相談ください。

<問い合せ電話番号> 088-699-5995

    

2010年7月17日土曜日

8月の定期公演のお知らせ

   
 2010年8月の阿波人形浄瑠璃芝居定期公演は、下記のとおりです。
  • 日時  8月21日(土)  午後2時~
  • 場所  文化財展示室特設会場
  • 演目  「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」
  • 出演  ふれあい座(阿波人形浄瑠璃振興会加盟)
  • 観覧無料
 ぜひご観劇ください。

 <問い合わせ> 電話 088-699-5995

2010年4月30日金曜日

【重要】 5月・6月の「定期公演」は休演します

 
 当館では毎月第3土曜日の午後2時から、阿波人形浄瑠璃芝居の「定期公演」を開催していますが、主催者都合により、5月と6月の2回、休演します(代替開催日はありません)。あしからずご了解ください。

 なお、当館の近隣には、下記2か所の人形浄瑠璃芝居公演施設があります。参考まで。

 
  ◇ 徳島県立阿波十郎兵衛屋敷(徳島市川内町)
    当館から南へ車で約30分
 
  ◇ 淡路人形浄瑠璃館(兵庫県南あわじ市福良)
    当館から北へ車で約45分(神戸淡路鳴門道経由)
  
  

2010年3月27日土曜日

【リポート】平成21年度講座作品展(1) 陶芸・絵画

    
 皆さん、ご無沙汰しています。年度末・年度初めの繁忙期で、久々の更新です。

 さて、今日は先月(3月)に行われた「平成21年度 資料館講座作品展(1) 陶芸・絵画」をリポートします。

 講座作品展は、毎年、年度替わりの時期(3月~5月)に、前年の講座受講生の成果発表の場として企画されています。今年も、3月6日(土)から28日(日)まで、第1部「陶芸・絵画」の作品を展示し、続く3月31日(水)から5月9日(日)まで、第2部「藍染め」の作品を展示中です。

 次の写真は、第1部「陶芸・絵画」の様子です。



 展示会場は、資料館の玄関ホールと文化財展示室前の廊下です。壁面に絵画作品、ケース内に陶芸作品を展示しています。



 当資料館附属の工房を利用した陶芸作品の数々、素晴らしい出来栄えです。



 廊下には、ずらりと絵画作品が並んでいます。



 こちらも年々、力のこもった作品が増えているように思います。



 当資料館が、町民文化創造の拠点となればうれしいですね。


(第2部「藍染め」編へ続く)

2010年2月23日火曜日

【重要】 3月3日(水)まで臨時休館!


 ただ今、当館は全館燻蒸中のため、3月3日(水)まで臨時休館しています。期間中、展示室の見学や研修室・体験学習室の利用はできません。ご注意ください!!

 松茂町の文化財に関する業務と、『松茂町誌』編さんに関する業務は、東隣の図書館研修室に設けた「仮事務所」で対応します。恐れ入りますが、「仮事務所」へご連絡・ご足労ください。なお、仮事務所の業務時間・電話番号等は下記のとおりです。

  業務時間  2月23日(火)~2月27日(土) 午前10時00分~午後6時00分
         ★ ただし、27日〔土〕は「資料館講座」に関する業務のみ対応。
         ★ 2月28日〔日〕・3月1日〔月〕は休み。

  電話番号  088-699-8722(図書館代表番号)

 予定では、3月2日〔火〕から資料館事務室(電話699-5995)を復旧させる予定です。

2010年2月16日火曜日

2月27日(土)「古文書講座」会場変更(資料館→図書館)


 資料館臨時休館中、2月27日(土)の「古文書講座」の会場を、下記のとおり変更します。受講の方はご注意ください。

  • 中級(輪読) 午前10時~  松茂町立図書館 研修室
  • 中級(座学) 午後 2時~  松茂町立図書館 研修室

◆◆ 松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館は、
2月22日(月)から3月3日(水)まで、
防虫作業のため臨時休館します ◆◆

2010年2月11日木曜日

【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会(3)



 「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」(12月20日開催)のリポート最終回は、「舞台裏」の紹介です。

 松茂町総合会館3階ホールは、午前中に影絵劇団はなほな(松茂町)が公演しました。

影絵劇団はなほな(松茂町)

 午後は、とらまる人形劇団(プロ・東かがわ市)が公演しました。

とらまる人形劇団(プロ・東かがわ市)

 午前・午後公演ともに、3階ホールの公演は大成功でしたが、その裏方で音響スタッフががんばっていました。このホールは、音響と電源の管理にノウハウが必要なので、地元・松茂町の音響業者に機材と操作管理を委託しました。松茂町は人口1万5千人の小さな町ですが、結構、専門的な業者があるものです。

音響スタッフ

 各劇団が気分良く上演できるよう、控室(楽屋)の環境は大切です。加えて地球環境も大切なので、今回、控室のゴミ箱は4分別のエコタイプにしました。もちろん、会場のお客様用ゴミ箱も4分別です。

ゴミは分別してね

 「人形劇フェスティバル」のイベントの性格上、幼い子どもさんを連れた多くのファミリーが来場されます。そこで、「赤ちゃん室」を用意しました。普段は囲碁・将棋などに使用する小さな和室ですが、この日は赤ちゃんの授乳やおむつ替えのお部屋でした。

赤ちゃん室

 最後に、今年は新型インフルエンザが大流行しました。松茂町も例外ではありません。事前にチラシで来場者(お客様・出演者・スタッフ)に予防策をお願いするとともに、会場にも手指消毒液を配置しました。

手指消毒コーナー

 各劇団と多くのスタッフにより、「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」は成功しました。のべ730名のお客様に、楽しい1日を過ごしていただきました。

 来年(2010年度)は、秋・冬の2大会に分けず、1大会で開催する予定です(予定は未定)。くわしい内容が決まりましたら、積極的に広報しますので、ぜひご来場・ご観劇ください。


(文責:資料館主任学芸員 松下師一)

【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会(2)


 「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」(12月20日開催)には、人形劇以外にも楽しい「しかけ」がいっぱいありました。

 まずは松茂町総合会館2階フロアーの“サンタクロース&トナカイさん”です。

バルーンアート“サンタクロース&トナカイさん”

 色あざやかな風船で作られた“サンタクロース&トナカイさん”は、松茂町住吉の久次米慶二さんの作品で、来場のお客様を楽しくお出迎えしました。背景の“さおり織り”は、町内の愛好グループの提供です。

 次に、2階壁面に掲示された松茂町の子どもたちの様々な作品が目を惹きました。写真は、クリスマスツリー型のカラフルな寄せ書きで、松茂町立図書館から提供いただきました。図書館に集う子どもたちの夢あふれる作品ですね。そのほか、町内幼稚園・小学校の子どもたちの絵画も展示しました。

図書館からの寄せ書き

 もちろん「人形劇フェスティバル」ですから、人形の展示もあります。写真は、人形劇団ごんべ(藍住町)上演会場前の展示のようすです。過去にごんべが取り組んだ作品「泣いた赤おに」の人形など、“人形劇の祭典”にふさわしい展示空間が作られていました。

人形劇団ごんべ(藍住町)展示

 さて、人形劇上演の各会場は飲食禁止であったため、総合会館内に1室、お客様の飲食休憩室を設けました。そこにも楽しい「しかけ」が!

 壁面に掲示されている貼り紙は、かわいいイラストと共に文字が羅列された不思議な紙。「クロスワードパズルかな」と思いきや、文字をたどると昔話のストーリーになる楽しい作品でした。第24回国民文化祭「いわた人形劇フェスティバル」のグッズコーナーで買い求めてきたもので、興味のある方は“人形劇わけちゃん”(プロ・丸亀市)へお問い合わせください。

むかしばなし迷路

 今回の人形劇フェスティバルでは、町内の団体・企業の協賛を得て、「人形劇スタンプラリー」を開催しました。人形劇を観たり・体験したらスタンプがもらえ、3個以上貯まると記念品抽選に参加できます。

 初めての企画で、成功するか気がかりでしたが、やってみると大好評! ご覧の通り、抽選を待つ行列ができました。

スタンプラリー抽選待ち

 何が当たるかな? ワクワク、ドキドキですね。



 みなさん、「人形劇スタンプラリー」楽しんでいただけましたか。また、記念品をご提供くださった町内の各種団体・企業の皆様、ほんとうにありがとうございました。