10月17日(土)・18日(日)の両日、当館と隣の図書館で、「まつしげ人形劇フェスティバル2009 秋大会」を開催しました。
このリポートでは、17日(土)の資料館会場(人形浄瑠璃芝居)のようすを紹介します。
13時30分開幕!
オープニング会場は、常設展示室前特設会場です。120名定員の畳の間にいっぱいのお客様で、廊下に立ち見が出るにぎわいでした。
主催者代表庄野宏文教育長の挨拶に続いて、オープニングは定番の「寿式三番叟」です。松茂浄瑠璃クラブのにぎやかな語り・三味線と、ふれあい座メンバーの太鼓に合わせて、2体の三番叟・又平が軽快なリズムで種蒔きの所作を舞います。途中、又平が種蒔きをサボって、会場の笑いをとります。
(下の写真)左から浄瑠璃クラブの太夫4名と、三味線の竹本友和嘉師匠、弟子の鈴江千歳さんです。(右端の三味線の吉岡寿子さんは、柱の裏側になってしまいました。ごめんなさい。)
14時からは文化財展示室特設会場で、浄瑠璃こども教室メンバーによる「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」です。
こちらも満員の盛況! 遅れてきたお客様が会場に入れず、ご迷惑をおかけしました。
こども教室受講生による「傾城阿波の鳴門」、毎月2回練習を重ねてきた成果の発表です。
公演終了後に、地元「徳島新聞社」の取材を受けました。>(記事は翌18日の朝刊に掲載されました。)
最後の公演は、屋外舞台で「壷坂観音霊験記 山の段」です。この芝居は明治時代の作品なので、江戸時代のように家族を犠牲にした「忠義」の物語ではなく、夫婦愛をテーマにした物語です。最後、ハッピーエンドで楽しく観劇できます。
16時、初日は予定通りに終わりました。メンバー一同、お客様の拍手に応えてカーテンコールです。