2009年10月24日土曜日

【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2009 秋大会(1)

 
 10月17日(土)・18日(日)の両日、当館と隣の図書館で、「まつしげ人形劇フェスティバル2009 秋大会」を開催しました。

 このリポートでは、17日(土)の資料館会場(人形浄瑠璃芝居)のようすを紹介します。

◇       ◇       ◇       ◇

 13時30分開幕!

 オープニング会場は、常設展示室前特設会場です。120名定員の畳の間にいっぱいのお客様で、廊下に立ち見が出るにぎわいでした。

 主催者代表庄野宏文教育長の挨拶に続いて、オープニングは定番の「寿式三番叟」です。松茂浄瑠璃クラブのにぎやかな語り・三味線と、ふれあい座メンバーの太鼓に合わせて、2体の三番叟・又平が軽快なリズムで種蒔きの所作を舞います。途中、又平が種蒔きをサボって、会場の笑いをとります。

太夫・三味線:松茂浄瑠璃クラブ/人形:ふれあい座「寿式三番叟」

 (下の写真)左から浄瑠璃クラブの太夫4名と、三味線の竹本友和嘉師匠、弟子の鈴江千歳さんです。(右端の三味線の吉岡寿子さんは、柱の裏側になってしまいました。ごめんなさい。)

太夫・三味線のみなさん

 14時からは文化財展示室特設会場で、浄瑠璃こども教室メンバーによる「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」です。

 こちらも満員の盛況! 遅れてきたお客様が会場に入れず、ご迷惑をおかけしました。

満員の公演会場(文化財展示室特設会場)

 こども教室受講生による「傾城阿波の鳴門」、毎月2回練習を重ねてきた成果の発表です。

こども教室受講生の熱演

 公演終了後に、地元「徳島新聞社」の取材を受けました。>(記事は翌18日の朝刊に掲載されました。)

新聞記者から取材を受けました

 最後の公演は、屋外舞台で「壷坂観音霊験記 山の段」です。この芝居は明治時代の作品なので、江戸時代のように家族を犠牲にした「忠義」の物語ではなく、夫婦愛をテーマにした物語です。最後、ハッピーエンドで楽しく観劇できます。

太夫:三木早苗/三味線:吉岡寿子/人形:ふれあい座「壷坂観音霊験記」

 16時、初日は予定通りに終わりました。メンバー一同、お客様の拍手に応えてカーテンコールです。

初日終了のカーテンコール

 リポート(2)へ続く。