「まつしげ人形劇フェスティバル2009 秋大会」のリポート第3弾は、18日(日)に資料館で“初披露”された“ふれあい座の新作”の紹介です。
今回初披露の新作は、「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の続き、「十郎兵衛内の段」です。
前の段では、偶然(いや、観世音菩薩のお導きか?)に再開した母・お弓と娘・おつるでしたが、夫婦の逃亡生活に巻き込むことはできないと、お弓はおつるを「阿波へ帰れ」と諭して追い返します。
続くこの段では夫・十郎兵衛が登場し、事情を知らない十郎兵衛が幼い娘を連れて帰ってくるシーンから始まります。その娘は、実はおつるであったのです。……。はてさて、十郎兵衛一家の運命やいかに!
ところで、「十郎兵衛 内の段」では、ラストにチャンバラのシーンがあります。
追っ手役の「梨割」の人形が登場し、十郎兵衛に斬られると、スパッと顔が割れて、目玉がきょろきょろ動きます。お客様は大爆笑!(こんなユニークな演出は、人形劇ならではですね。残酷なはずのチャンバラが、楽しく愉快なシーンになります。)
ラストは、十郎兵衛が大見得を切って、拍手喝采!
※ リポート(番外編)もご覧ください。