松茂町歴史民俗資料館に事務局を置く、松茂町文化遺産活用実行委員会では、講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」を開催し、町内に遺る石碑(石造りの文化財)を中心に地域の歴史と石碑の手入れ方法などを学んでおります。
12月12日(土)に最終回の、第5回講座が資料館研修室にて開講されました。
講師の町田哲氏(鳴門教育大学准教授)により、「地域の文化遺産を守り伝えること~徳島史料ネットの活動から~」の講座を行いました。
前半の座学の様子 |
座学に引き続き、後半は実際の史料を用いてワークショップを行いました。
かなりグシャグシャ状態の史料 |
参加者同士で連携して、1枚ずつ剥がしていきます |
霧吹きでまんべんなく水をしみこませ、糊を溶かしては一枚ずつ剥ぎ取って、乾燥させるために新聞紙に乗せていきます。濡れても溶けてしまわない和紙とはいえ、古くなっているため脆い部分もあり、作業には慎重を要しました。
破れないように、慎重に…慎重に… |
細い竹べらを使って、1枚、また1枚と何層にも重なる紙を剥いでいきます |
全5回の石碑講座は、これにて無事終了しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
【問合せ】松茂町文化遺産活用実行委員会事務局(松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館内)
TEL088-699-5995
講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」について、詳しくは下記をご参考ください
http://jorurinews.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html