2015年12月12日土曜日

「石碑に学ぶ松茂の歴史」第5回(最終回)レポート


 松茂町歴史民俗資料館に事務局を置く、松茂町文化遺産活用実行委員会では、講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」を開催し、町内に遺る石碑(石造りの文化財)を中心に地域の歴史と石碑の手入れ方法などを学んでおります。

 12月12日(土)に最終回の、第5回講座が資料館研修室にて開講されました。
 講師の町田哲氏(鳴門教育大学准教授)により、「地域の文化遺産を守り伝えること~徳島史料ネットの活動から~」の講座を行いました。

前半の座学の様子

 座学に引き続き、後半は実際の史料を用いてワークショップを行いました。

かなりグシャグシャ状態の史料


参加者同士で連携して、1枚ずつ剥がしていきます

 霧吹きでまんべんなく水をしみこませ、糊を溶かしては一枚ずつ剥ぎ取って、乾燥させるために新聞紙に乗せていきます。濡れても溶けてしまわない和紙とはいえ、古くなっているため脆い部分もあり、作業には慎重を要しました。


破れないように、慎重に…慎重に…


細い竹べらを使って、1枚、また1枚と何層にも重なる紙を剥いでいきます
参加者の皆さんで協力して、時間いっぱいまで作業を行っていただき、沢山の史料が1枚ずつに剥がし終えることが出来ました。

 全5回の石碑講座は、これにて無事終了しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



【問合せ】松茂町文化遺産活用実行委員会事務局(松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館内) 
       TEL088-699-5995



 講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」について、詳しくは下記をご参考ください
 http://jorurinews.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html