2010年2月23日火曜日

【重要】 3月3日(水)まで臨時休館!


 ただ今、当館は全館燻蒸中のため、3月3日(水)まで臨時休館しています。期間中、展示室の見学や研修室・体験学習室の利用はできません。ご注意ください!!

 松茂町の文化財に関する業務と、『松茂町誌』編さんに関する業務は、東隣の図書館研修室に設けた「仮事務所」で対応します。恐れ入りますが、「仮事務所」へご連絡・ご足労ください。なお、仮事務所の業務時間・電話番号等は下記のとおりです。

  業務時間  2月23日(火)~2月27日(土) 午前10時00分~午後6時00分
         ★ ただし、27日〔土〕は「資料館講座」に関する業務のみ対応。
         ★ 2月28日〔日〕・3月1日〔月〕は休み。

  電話番号  088-699-8722(図書館代表番号)

 予定では、3月2日〔火〕から資料館事務室(電話699-5995)を復旧させる予定です。

2010年2月16日火曜日

2月27日(土)「古文書講座」会場変更(資料館→図書館)


 資料館臨時休館中、2月27日(土)の「古文書講座」の会場を、下記のとおり変更します。受講の方はご注意ください。

  • 中級(輪読) 午前10時~  松茂町立図書館 研修室
  • 中級(座学) 午後 2時~  松茂町立図書館 研修室

◆◆ 松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館は、
2月22日(月)から3月3日(水)まで、
防虫作業のため臨時休館します ◆◆

2010年2月11日木曜日

【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会(3)



 「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」(12月20日開催)のリポート最終回は、「舞台裏」の紹介です。

 松茂町総合会館3階ホールは、午前中に影絵劇団はなほな(松茂町)が公演しました。

影絵劇団はなほな(松茂町)

 午後は、とらまる人形劇団(プロ・東かがわ市)が公演しました。

とらまる人形劇団(プロ・東かがわ市)

 午前・午後公演ともに、3階ホールの公演は大成功でしたが、その裏方で音響スタッフががんばっていました。このホールは、音響と電源の管理にノウハウが必要なので、地元・松茂町の音響業者に機材と操作管理を委託しました。松茂町は人口1万5千人の小さな町ですが、結構、専門的な業者があるものです。

音響スタッフ

 各劇団が気分良く上演できるよう、控室(楽屋)の環境は大切です。加えて地球環境も大切なので、今回、控室のゴミ箱は4分別のエコタイプにしました。もちろん、会場のお客様用ゴミ箱も4分別です。

ゴミは分別してね

 「人形劇フェスティバル」のイベントの性格上、幼い子どもさんを連れた多くのファミリーが来場されます。そこで、「赤ちゃん室」を用意しました。普段は囲碁・将棋などに使用する小さな和室ですが、この日は赤ちゃんの授乳やおむつ替えのお部屋でした。

赤ちゃん室

 最後に、今年は新型インフルエンザが大流行しました。松茂町も例外ではありません。事前にチラシで来場者(お客様・出演者・スタッフ)に予防策をお願いするとともに、会場にも手指消毒液を配置しました。

手指消毒コーナー

 各劇団と多くのスタッフにより、「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」は成功しました。のべ730名のお客様に、楽しい1日を過ごしていただきました。

 来年(2010年度)は、秋・冬の2大会に分けず、1大会で開催する予定です(予定は未定)。くわしい内容が決まりましたら、積極的に広報しますので、ぜひご来場・ご観劇ください。


(文責:資料館主任学芸員 松下師一)

【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会(2)


 「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」(12月20日開催)には、人形劇以外にも楽しい「しかけ」がいっぱいありました。

 まずは松茂町総合会館2階フロアーの“サンタクロース&トナカイさん”です。

バルーンアート“サンタクロース&トナカイさん”

 色あざやかな風船で作られた“サンタクロース&トナカイさん”は、松茂町住吉の久次米慶二さんの作品で、来場のお客様を楽しくお出迎えしました。背景の“さおり織り”は、町内の愛好グループの提供です。

 次に、2階壁面に掲示された松茂町の子どもたちの様々な作品が目を惹きました。写真は、クリスマスツリー型のカラフルな寄せ書きで、松茂町立図書館から提供いただきました。図書館に集う子どもたちの夢あふれる作品ですね。そのほか、町内幼稚園・小学校の子どもたちの絵画も展示しました。

図書館からの寄せ書き

 もちろん「人形劇フェスティバル」ですから、人形の展示もあります。写真は、人形劇団ごんべ(藍住町)上演会場前の展示のようすです。過去にごんべが取り組んだ作品「泣いた赤おに」の人形など、“人形劇の祭典”にふさわしい展示空間が作られていました。

人形劇団ごんべ(藍住町)展示

 さて、人形劇上演の各会場は飲食禁止であったため、総合会館内に1室、お客様の飲食休憩室を設けました。そこにも楽しい「しかけ」が!

 壁面に掲示されている貼り紙は、かわいいイラストと共に文字が羅列された不思議な紙。「クロスワードパズルかな」と思いきや、文字をたどると昔話のストーリーになる楽しい作品でした。第24回国民文化祭「いわた人形劇フェスティバル」のグッズコーナーで買い求めてきたもので、興味のある方は“人形劇わけちゃん”(プロ・丸亀市)へお問い合わせください。

むかしばなし迷路

 今回の人形劇フェスティバルでは、町内の団体・企業の協賛を得て、「人形劇スタンプラリー」を開催しました。人形劇を観たり・体験したらスタンプがもらえ、3個以上貯まると記念品抽選に参加できます。

 初めての企画で、成功するか気がかりでしたが、やってみると大好評! ご覧の通り、抽選を待つ行列ができました。

スタンプラリー抽選待ち

 何が当たるかな? ワクワク、ドキドキですね。



 みなさん、「人形劇スタンプラリー」楽しんでいただけましたか。また、記念品をご提供くださった町内の各種団体・企業の皆様、ほんとうにありがとうございました。


【リポート】まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会(1)


 12月20日(日)に、「まつしげ人形劇フェスティバル2009冬大会」を開催しました。秋大会と違って伝統人形劇(阿波人形浄瑠璃芝居)は無く、現代人形劇のフェスティバルです。

 会場は、町役場西棟の「松茂町総合会館」です。朝早くから、多数の人形劇ファンの皆さんが来場してくれました。

総合会館玄関

 会場に入ると今日の「プログラム表」がお出迎え、実行委員会スタッフFさんの苦労作です。本職の看板屋さんも感心する素晴らしい出来栄えですね。

手作りプログラム看板

 オープニング公演(10:00~10:45)は、影絵劇団はなほな(松茂町)の「あわの影絵えまき2009」です。第24回国民文化祭(静岡県)にも出演した実力は折り紙付き、約110名のお客様が楽しい時間を過ごしました。

影絵劇団はなほな「あわの影絵えまき2009」

 続いての上演(11:15~12:00)は、人形劇団ごんべ(藍住町)の「食べ物忍者、阿波すだちの助」です。人形劇あり、クイズありの多様な演出を、100名のお客様が楽しみました。この日、ごんべは2回公演で、午後公演(13:30~14:15)にも約90名のお客様がお越しくださいました。

人形劇団ごんべ「食べ物忍者、阿波すだちの助」

 ちょうどお昼時の公演(12:30~13:00)は、人形劇団くれよん(石井町)の「手ぶくろをかいに」です。子ぎつねの冒険のお話で、人形と影絵の演出でした。会場が狭かったため、お客様90名で満員御礼でした。

人形劇団くれよん「手ぶくろをかいに」

 さて、人形劇フェスティバルは、人形劇を観るだけのイベントではありません。影あそび劇団ジョイホナ(プロ・松茂町)による影絵ワークショップ「影絵であそぼう」も開催しました。たいへん好評で、100名を超えるお客様が、影絵を体験してくださいました。

影絵ワークショップ「影絵であそぼう」

 フェスティバル最後の公演(14:30~15:30)は、とらまる人形劇団(プロ・東かがわ市)の2本立て人形劇「飛びだしたあばれ馬」と「どんでんたぬきがえし」です。この日最高の233名のお客様がお越しくださいました。さすがのプロの演出に、1時間があっという間に終わった印象です。

とらまる人形劇団「どんでんたぬきがえし」

 松茂町総合会館に笑顔が溢れた、とっても楽しい1日でした。